2017年04月25日

Lesson 2 Blood is Blood (1)

LANDMARK English Communication V
Lesson 2 Blood is Blood (1)
      血液は血液

【1】
@ Charles Drew was born in Washington, D.C., in 1904.
チャールズ・ドリュー 生まれた ワシントンD.C. 1904年

Charles Drew.jpg

A When Drew was fifteen,
M(文頭副詞)
〜とき ドリュー 15歳 

his sister died of tuberculosis.
 彼の姉 死んだ 〜で 結核
         【原因】

B As he watched her condition get worse,
 M(文頭副詞)          S´   → P´
 〜つれて 彼 見る 彼女の状態 なる 悪い
  

 【読解鉄則】 SV(=知覚動詞)O
 第5文型 SVOは、O(目的語)とC(補語)に必ず
 S´→ P´(意味上の主語→述語)の関係がある!
 S watch O V(原形不定詞)…「SはOが〜するのを見る」
    →  S´→ P´



Drew wished he could do something to help.
     →
ドリュー 望んだ 彼 〜できる する 何か  助ける
        (=Drew)


 【読解鉄則】 代名詞・指示語
 代名詞(it, they, them, one(s),など)は「何を受ける」!
 指示語(this, these, that, those, both, such など)は「何を指す」! 
 必ず文中の英語でチェックする!



C It was then that
【強調構文】 
  だった その時


 【読解鉄則】 強調構文
 It 〜 that -
 〜 に強調したい語(句)・節がくる!
 (注) 「区別化構文」「(他のなにものでもなくて)〜である」!



he first thought about the possibility of becoming a doctor ■.
                       【同格のof】
彼 最初に 考えた 〜について 可能性     なる  医者
(=Drew)                         (注)■ もともと副詞があった場所!

【2】
@ There was only one problem with this idea:
M(誘導副詞) 
   あった 唯一 ひとつの問題 〜について この考え
                    【関係】
              A『抽象』 

 
 【読解鉄則】 A:(コロン) 
 A(核心的な内容)⇒B(具体的な内容) 
 コロンの後ろに続く節は、@説明 Aリストの列記 B引用(=直接話法)
 ここでは@説明の用法です!
 『抽象』から『具体』の流れをつかもう!



Drew was an African-American.
ドリュー  アフリカ系アメリカ人  

      B『具体』 

A In those days,
 M(文頭副詞)
  当時
                      segregated,
                      分離されて
much of American society was    or      on racial lines:
                      separated,
多く    アメリカ社会        区切られて 〜で 人種の境界線

                     A『抽象』

 【読解鉄則】 A and B  同形反復(=共通構文)
 等位接続詞(and, but, orなど)を見つけたら、
 何と何(語と語、語句と語句、節と節、文と文)をつないでいるか?
 比較対象は『 同種類(=カテゴリー)&文法上「同形反復」 』!
 (参考)同形反復は並列して解説しています



black people  
  黒人      
  and
white people
  白人

went to different schools
行って    違う学校 
 
  and
                in restaurants
                  レストラン  
could not sit together    or       .
                on buses
〜できなかった 座る 一緒に   バス 

    B『具体』

B Only a handful of colleges would accept African-American students ―
                        →
 ほんの一握り 大学 〜だろう 受け入れる アフリカ系アメリカ人の学生
 (=ほんの一握りの大学しか受け入れなかっただろう)

  and      
                   
 medical school would be another hurdle beyond college.
   医大     だろう もうひとつの障害  〜を越えた 大学
                           (=大学以上の)
                          【程度・到達】  


 【読解鉄則】 婉曲表現(筆者の断定を避ける表現)
 S would V(動詞の原形)… 「Sは〜だろう」
 (注)「現在」から「未来」を推量しているのではありません!
 (参考)助動詞 will(現在形)よりwould(過去形)を使うことで
      現実との「距離感」を示しています!



C But
 しかし 

Charles Drew managed to succeed
          →
チャールズ・ドリュー なんとか〜した 成功する

in spite of all the difficulties.
〜にもかかわらず すべての困難

【3】
@ In high school,
 M(文頭副詞)
   高校  

       a strong student
         強い学生
Drew was   and          .
       an outstanding athlete
ドリュー   傑出した スポーツマン

A Eventually
 M(文頭副詞)
  結局  

he was offered a scholarship to college.
彼   与えられた  奨学金     大学 

B At college,
M(文頭副詞)
  大学   
        the most valuable player on the football team
           最優秀選手    アメリカンフットボール部 
Drew was   and                      .
        the captain of the track team
ドリュー     キャプテン    陸上部

C He could probably have become a professional athlete,
  彼  〜できた 多分   なった    プロのスポーツマン
 (=Drew)


  【読解鉄則】 婉曲表現(筆者の断定を避ける表現)
   S could have Vp.p.…「Sは〜した可能性がある、〜だったかもしれない」
   「現在」から「過去」を推量
   (参考)助動詞 can(現在形)より could(過去形)を使うことで
       現実との「距離感」を示しています!


 but

he remained interested in science and medicine.
彼 〜のままであった 興味がある 科学と医学
(=Drew)

D In 1928,
 M(文頭副詞)
 1928年

   entered a medical school in Canada
     →
   入学して     医大      カナダ
he   and                .
   began his lifelong study of blood
彼  始めた 一生の研究    血液
(=Drew)
  

posted by ついてるレオ at 21:21| Comment(2) | TrackBack(0) | LANDMARK English Communication V | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてコメントさせていただきます。
とても丁寧な解説をされていて自習学習する生徒の役に立つサイトだと思いました。
素晴らしいサイトですが、Only a handful colleges would accept African-American student、
の解説部分にだけ疑問が残ります。
wouldを過去の習慣「よく〜したものだった」とされていますが、
その用法だと過去を懐かしむ、というニュアンスが加わるので、本文内容と合わせると
違和感があるのではないでしょうか?
筆者が「一部の大学しかアフリカ系アメリカ人の生徒を受け入れていない(分断された)」
状態の過去を懐かしむとなってしまい、kkkかい!とツッコミを入れたくなってしまいます。
私自身、この文のwould の解釈に手を焼いており翻訳サイトを検索していたのですが
どの翻訳サイトもwouldの訳が曖昧でした。
もしかして「過去の習慣」と捉える訳し方で参考書にあるような「過去を懐かしむ」状況
以外で使う用例をご存知でしたらぜひ、教えていただきたいです。
このブログを頼りにされているみんな(私も含みます。)が助かるのではないでしょうか?
ちなみに私自身はこのwould を単純に過去の出来事に対する推量と見なして
〜だっただろうで訳しました。(これでも何かへんなのですが。)
長文で申し訳ありません。
Posted by 円海 at 2021年06月30日 08:31
コメントありがとうございます。

この英文の展開は

A 当時、アメリカ社会の多くは、人種の境界線で分離され、もしくは、区切られていた。(=過去の事実)【抽象】
   
 [記号:(コロン)] 

【読解鉄則】 A:(コロン)B
 A(核心的な内容)⇒B(具体的な内容)
 コロンの後ろに続く節は @説明 Aリストの列記 B引用(=直接話法)
 ここでは@説明の用法です!
 A『抽象』からB『具体』の流れをつかもう! 

黒人と白人は違う学校に通い、レストランやバスでは一緒に座ることができなかった。【具体】

問題はこちらの文ですね

B ほんの一握りの大学しかアフリカ系アメリカ人の学生を受け入れていなかった(ものだった)。

 ※ 「過去のアメリカという国の習慣」と考えて、wouldの用法は「過去の習慣」と考えました

 [記号 ―(ダッシュ)]

【読解鉄則】 A(ダッシュ)― B
 A(核心的内容)―B(具体的な内容) 
(参考)意外性や期待感を持たせた情報を追加する場合!

 (まして)医大は、大学を越えて(=大学以上の)もうひとつの障害だっだだろう。

 ※ こちらの文は、前文を受けて、筆者は期待感を持たせて(この英文の場合は、不安感をあおるように)
   「ほんの一握りの大学以上に医大に入るのは障害だっただろう」と推測していると考えて、
   wouldの用法は「婉曲表現」と考えました。

 しかし、ご指摘通り、

 Aの英文 黒人と白人の違う学校への通学【過去の具体的事実】を受けて、
 Bの英文は、どちらのwouldも、大学や医大への進学への困難さをあらわす
 筆者の推測(=婉曲)表現とも考えられますね。

 そうなれば、

 「ほんの一握りの大学しかアフリカ系アメリカ人の学生を受け入れていなかっただろうし、
  医大は、大学を越えて(=大学以上の)もうひとつの障害だっだだろう」

 となります

 ご指摘をいただいて 

 Bの前半の文は

 文法的に2つの観点、

 @この用法でよく登場する often, alwaysなどの頻度の副詞がこの英文にはない
 Awouldの用法「過去の習慣」は肯定文だけで使われる

  ※ 問題文のonlyは否定的なニュアンスがある

 より、

 ご指摘をいただいたwouldの用法の方が、自然な流れと思いますので
 訂正させていただきます。

 【追伸です】

 wouldの用法「過去の習慣」は
 「個人的な過去の回想に使われる」以外にはないと思います

 よろしくお願いします(^.^)

 
Posted by ついてるレオ at 2021年06月30日 12:12
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